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欧州周遊5日目 おすすめスイス・ジュネーブの観光スポット!

欧州周遊の5日目(2019,10/29)です。イギリスに続く欧州周遊2ヶ国目は、スイスです。(ジュネーブ到着後、すぐお隣のフランスに宿泊したのでフランスが3ヶ国目のカウントです。)

今回はスイスの中でも国際都市と称される「ジュネーブ」のおすすめ観光スポットを紹介します。ちなみにジュネーブは歴史的にフランスの影響を強く受けているため、主に話される言語はフランス語です。

また、「ジュネーブはスイスではない」 とも極限されるほどのコスモポリタン都市であり、多くの国際機関が存在しています。もちろん、スイスが永世中立国としての側面を併せ持っているからだと考えることもできるでしょう。

 

 

 

【美術・歴史博物館】

まず初めに訪れるべき観光スポットは、美術・歴史博物館です。

旧市街の少し外れたところにありますが、スイスの重要なコレクションが集まっています。1階が考古学コーナー、2階が美術館です。

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入り口は工事中

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様々な展示があります

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中世の再現

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立派な内装

これ以外にも様々な展示がありますが、この博物館の素晴らしい点は入館が無料であるということです。
最初に軽くでも立ち寄ることをオススメします。

 

 

 

【サン・ピエール大寺院】

ジュネーブの中で絶対に外せない観光スポットが、サン・ピエール大寺院です。

旧市街の中心に存在し、多くの観光客が訪れます。

 

 

歴史的背景を見ると、スイスでは16世紀にキリスト教が信仰されていましたが、それはカトリックではなく、カルヴァンが布教したカルヴァン派という宗派でした。カルヴァンはフランスで改革運動を行なった後スイスのジュネーブに移り、 このサン・ピエール大寺院を拠点としながらプロテスタンティズムの説教を行いました。

 

カルヴァンの活躍によって、ジュネーブは「プロテスタントのローマ」と言われるようになりました。

その後カルヴァン派は各地へ伝播し、フランスのユグノー、オランダのゴイセン、スコットランドプレスビテリアンイングランドピューリタンなど名前を変えて広まっていきました。これらはこれ以降のヨーロッパ史において重要なので覚えておくと良いでしょう。(笑)

 

ちなみスイス最大の都市であるチューリッヒでは、ツヴィングリによる改革が行われていたことも合わせて紹介しておきます。

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外装

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礼拝堂

 

そしてサン・ピエール大聖堂では展望台に登ることができます。

料金は5スイスフランです。螺旋階段は狭くて急なため少し大変ですが、登りきった先には絶景が眺めます。

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頂上から

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鐘もまだ使われています



 

宗教改革記念碑】

次は宗教改革記念碑です。

先ほど紹介したカルヴァンなど宗教改革の中心人物たちを記念して造られました。

想像以上に大きくて迫力がありました。サン・ピエール大寺院とセットで観光するのが良いかと思います。 

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左からファレル、カルヴァン、ベーズ、ノックス

 

また、宗教改革記念碑はジュネーブ大学の敷地内にあります。周囲は公園のような感じで、地域の人たちの憩いの場になっていました。

 

歴史ある建物がそのまま大学として利用されていました。日本の大学は最新設備やリフォームが学生に好まれていると思いますが、ヨーロッパの大学は最小限度の改築に留めている気がします。

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ジュネーブ大学

 

 

 

【パレ・デ・ナシオン】

次に紹介するのは、パレ・デ・ナシオンです。

パレ・デ・ナシオンと聞いても何のことか分からないと思いますが、フランス語のスペルで表すと、Palais des Nations (ONU) になります。フランス語では子音を発音しない、aiで「エ」と読むなどの発音ルールがありますが、要するに意味としては国際連合のヨーロッパ本部を指します。

国連本部はニューヨークにありますが、ヨーロッパでの取り決めなどをする際には、このオフィスが利用されているそうです。

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入り口

 

そして内部を見学するためには、国連ガイドツアーというものに申し込まなければなりません。入り口は割と質素ですね。

上の写真からも分かるように、人がとても少ないため着いた時から嫌な予感はしていました。

 

 

結果的には、「本日見学不可」と張り紙がありました。重要会議や要人滞在中などは見学できなくなるため、運が悪かったとしか言いようがありません。

 

是非見学できる日であれば行ってみてください。遠くから見る限り、セキュリティチェックはやはり厳重そうでした。

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荘厳さを感じる看板

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国連加盟国の国旗

 

 

 

【壊れた椅子】

最後に紹介するのは、「壊れた椅子」という作品です。

スイス人芸術家ダニエル・ベルセによる巨大な彫刻作品で、パレ・デ・ナシオンの目の前に設置されています。

 

特筆すべき点は、4本の脚のうちの1本が折れていることでしょう。

これは地雷やクラスター爆弾への反対を象徴しており、ジュネーヴを訪れる政治家にこれらの兵器のことを思い起こさせる役目を果たしているそうです。

3本の脚でも何とか立つことができているというメッセージもあるのでしょうか。

 

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かなり大きいので目立ちます

 

 

 

*その他*

観光スポットではありませんが、ジュネーブのおすすめのパン屋を紹介します。

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「LES DELICES」というパン屋で、ジュネーブの中心地にあります。

この日の昼食はマクドナルドで食べたのですが、翌日早朝に出発することもあり、朝食を買っておくことにしました。

ヨーロッパは物価が高いのですが、パンは比較的安価で買えます。是非美味しいパン屋を探してみてください。