欧州周遊9日目 超マイナー国・リヒテンシュタインの魅力とは?
欧州周遊の9日目(2019,11/2)です。
今回はスイスに隣接している、小国のリヒテンシュタインにチューリッヒから日帰りで訪れました。
リヒテンシュタインの基本情報や観光スポットをご紹介します。
【リヒテンシュタインとは】
正式名称はリヒテンシュタイン公国(リヒテンシュタインこうこく)といいます。
通称がリヒテンシュタインで、中央ヨーロッパに位置する立憲君主制国家です。
スイスとオーストリアに囲まれたミニ国家の一つで、国防などは全てスイスに依存しているそうです。
首都はファドゥーツで、今回訪れた場所もここです。(逆に、他に観光で訪れるところがないくらい小さな国です。)
【チューリッヒからのアクセス】
チューリッヒからリヒテンシュタインの首都ファドゥーツ(Vaduz)へ行くには、まずスイス国鉄の特急でリヒテンシュタインに隣接するサルガンス駅(Sargans Bahnhof)へ向かう必要があります。
ICなどの特急で約1時間、料金は事前に購入すると20CHF(日本円で2,400円)くらいで買えます。
(前日に購入しても割引が適用されていました。券売機で買うのはかなり割高です。)
サルガンス駅へ着いたらバスに乗り換える必要があります。
リヒテンシュタインへ行く観光客らしき人が全くいなかったので、少し焦りました。
ザルガンス駅からファドーツ(Vadoz post)までは約30分かかり、料金は約4.4CHFでした。
ファドゥーツ郵便局前(Vadoz post)で降りると国の中心部に行けます。
バスに20分くらい乗っているとライン川を渡ります。
これが国境ですが、出入国・税関検査はありません。
(行きは知らない間にライン川を通り過ぎていたので、帰りはGoogle Mapsを注視しながら写真を撮りました。)
【ファドゥーツに到着】
バスで到着したら、まずはインフォメーションセンター(観光案内所)に行きました。
ここではファドゥーツの地図やパンフレットを貰えたり、リヒテンシュタインのお土産も買うことができます。
そして、自分がここへ立ち寄った最大の理由は、パスポートにリヒテンシュタインの入国スタンプを貰うためです。
先ほど紹介したように、出入国・税関検査はないですが、3ユーロor3スイスフラン払うことで記念のスタンプを貰えます。
【ポストミュージアム】
観光地の1つ目は、ポストミュージアム(切手博物館)です。
リヒテンシュタインは歴史的に切手で有名な国であり、切手が国家収入の1割近くを占めています。
ポストミュージアムには19世紀に使用されていた切手なども展示されており、切手マニアにとってはかなり貴重なものが多くあると思います。
(私は切手に疎いので、価値は全く分かりません。)
入場料は無料で、写真を撮ることも可能です。
あまり広くないので、20分あれば見終えることができると感じます。
併設されているお店でオリジナルの切手を買うこともできます。
【ファドゥーツ城】
そして、リヒテンシュタイン1番の見所はファドゥーツ城でしょう。
この城はリヒテンシュタイン公の官邸として利用されており、内部は一般公開されていません。
ファドゥーツ城には長い歴史があります。
以下はエクスペディアの引用です。
記録によると、12 世紀には、この地に城がすでにあり、1287 年ごろに居住区が建てられたといわれています。1499 年のシュヴァーベン戦争では、スイス軍の放火により、そのほとんどが焼失。城は壊滅的な被害を受け、その後、城は数年かけて少しずつ再建されました。1939 年に皇帝フランツ ヨーゼフ 2 世がこの城に移り住んだときには、完全に改修されていたファドゥーツ城。現在では、厚い城壁に囲まれた宮殿に元首ハンス アダム 2 世が暮らしています。
城へ向かう緩やかな坂を上り続けると、街の喧騒は遠ざかり、木々の枝が触れ合う音へと変わります。歩みを進めると案内板があり、この国の過去と現在の君主制について知ることができます。
建物に近づいていくと、巨大な城壁と小さな古い門が見え、そびえ立つ中央の塔の向こう側には、白い建物が目を引く居住区があります。
城の向かいにある芝生に腰を下ろし、周囲の壮観な景色を楽しむのもおすすめ。南側には、雪をいただくスイス アルプスとオーストリア アルプス、北側には、数キロにわたるライン渓谷。この美しい自然を背景にした城は必見です。
(出典:エクスペディア. 『ファドゥーツ城』)
https://www.expedia.co.jp/Vaduz-Castle-Vaduz.d6117548.Place-To-Visit?pwaLob=wizard-package-pwa
期待通り、立派なお城と壮観な景色を楽しむことができました。
(丘の上まで登る必要があるので若干疲れますが、、)
リヒテンシュタイン・ファドゥーツは充分満喫したので、14時頃チューリッヒへ帰ることにしました。
マイナーな国である一方、自然豊かで治安も良さげだったため、暮らしやすい場所であると感じました。
私は人生の中でもう一度来ることはないと思いますが、ヨーロッパ好きな人は是非一度行ってみてください。
次回はいよいよスイスを出国します。