欧州周遊11・12日目 音楽の都・ウィーンの魅力を最大限に感じられる観光地巡り
欧州周遊の11・12日目(2019,11/4・11/5)です。
前回でスイス編は終了。
今回はオーストリアの首都・ウィーンの魅力をお伝えします。
ウィーンには3泊4日滞在し、丸2日間観光しました。
個人的にはかなり好きな街で、 もっと長い期間滞在したかったな〜という思いが強いです。
【シェーンブルン宮殿】
まず初めはシェーンブルン宮殿です。
ウィーンで最も人気のある観光地だと思います。
シェーンブルン宮殿はヨーロッパで絶大な権力を誇っていたハプスブルク家によって建てられ、夏の離宮として利用されていました。
私はそれくらいの前提知識しかなかったですが、チケットを買うと音声ガイドの機械も一緒に借りられるので、宮殿について詳しく知ることができます。
特にマリア・テレジアとエリザベートは頻繁に解説の中で登場してくる人物なので、嫌でも耳に残るかもしれません。(笑)
以下はエクスペディアの引用です。
オーストリア最大のロココ様式の建築物の 1 つであるシェーンブルン宮殿は、国際的にも認知度が高く、毎年 100 万人を超える観光客が訪れるユネスコの世界遺産です。フランツ・ヨーゼフ皇帝やマリア・テレジア女帝など、オーストリアを支配する歴代の貴族たちが所有した、宮殿の豪華な内装をじっくりと見学したあとは、後方にあるバロック様式の広大な庭園をご散策ください。子どもたちには、18 世紀に作られた迷路庭園や動物園がおすすめです。
全敷地面積が 120 ヘクタール (300 エーカー) にも及ぶシェーンブルン宮殿は、6 世紀にわたってハプスブルク家が所有していました。マクシミリアン 2 世が狩猟の目的で手に入れた土地に、レオポルト 1 世が壮大な宮殿を建設し、さらに、18 世紀のオーストリアの女帝でフランス王妃マリー・アントワネットの母であるマリア・テレジアの時代に、元のバロック宮殿に増改築が行われました。
宮殿内の見学希望の方はツアーに参加して、タイムスリップした気分を味わってみてください。1441 室のうち 40 室が一般公開されています。ツアーの種類はいくつかあり、すべての部屋を見学できるものや見どころだけを巡るものがあります。「ミリオンの部屋」をのぞいたり、「中国の小部屋」で陶磁器や装飾をじっくりとご覧いただけます。そのほかの部屋にも、洗練されたフレスコ画、極めて貴重な家具や数々の特別な工芸品が飾られています。
(出典:エクスペディア. 『シェーンブルン宮殿』)
https://www.expedia.co.jp/Schoenbrunn-Palace-Vienna.d503217.Place-To-Visit?pwaLob=wizard-package-pwa
宮殿内の写真撮影は禁止されていますが、宮殿の美しい外観や庭をカメラに収めることができます。
【ウィーン美術史美術館】
次の目的地はウィーン美術史美術館です。
ヨーロッパ各地の著名な美術品が数多く収蔵されており、美術好きには堪らないと思います。
概要は以下の通りです。
美術史美術館の見どころは、何といっても大規模な絵画ギャラリーで、ここで出会える巨匠たちの作品の多さには驚くばかりです。ラファエロ、ルーベンス、ブリューゲル、ティツィアーノなど、偉大な画家たちの作品を鑑賞できます。また、ハプスブルク王朝時代に収集された宝物なども見ることができます。エジプトなど、古代文明の文化財の展示のあとには、「コインキャビネット」展示室で、世界最古のコインをじっくりと眺めてみてはいかがでしょう。
美術史美術館 (クンスト・ヒストーリッシェス・ムゼーウム)、略称KHMは、オーストリアを支配していた王家、ハプスブルク家の膨大な美術コレクションを収蔵するために、1891 年に建てられました。リングシュトラーセを挟んでその向かい側にある半円形の建物には、ノイエブルク (新王宮) があります。その片側には王宮宝物館が並び、近くにあるテセウス神殿も含め、これらの建物はすべて、KHMと同じ博物館群となっています。2013 年に、KMHでは、約 10 年の改修工事を終えて、「クンストカンマー (美術収集室)」がリニューアルオープンしました。
まずは、美術館の堂々とした外観と内部のネオバロック様式の重厚な装飾など、建築の美しさをご覧いただいてから、さまざまなコレクション巡りをお楽しみください。
クンストカンマーでは、中世からルネサンスやバロック期にかけての貴重な品々が展示されています。メインギャラリーでは、ラファエロの『草原の聖母』やティントレットの『スザンナと長老たち』などの名画を鑑賞することができます。この美術館には、ルネサンス期フランドルの画家、ピーテル・ブリューゲルの世界最大のコレクションもあります。
絵画を巡ったあとは、他の素晴らしい美術品や歴史的な文化財の展示へ向かいましょう。武器コレクションはヨーロッパ最大級のものであり、古代エジプト、ギリシャ、ローマ関連のコレクションでは、3000 年以上にわたるさまざまな美術工芸品が展示されています。初期の紙幣など、70 万点を超える収蔵品を持つ世界有数のコインコレクションも、ぜひお見逃しなく。
(出典:エクスペディア. 『シェーンブルン宮殿』)
ウィーン美術史美術館の中で特に印象的だった絵画は以下の2つ。
1つ目は、ブリューゲル(父)の『雪中の狩人』です。
ブリューゲルはオランダ出身で、日常的な農村の風景と農民の姿を写実的に描いており、作品はウィーン美術史美術館に多く収蔵されています。
その中でも『雪中の狩人』は遠近法を巧みに用いつつ、農民や家屋、山などのバランスが絶妙で、ブリューゲルの代表作として捉えられています。
一枚の絵の中に含まれている情報量が多く、じっくりと見入ってしまう作品だと感じました。
2つ目は、ヨハネス・フェルメール の『絵画芸術』です。
『画家のアトリエ』とも呼ばれています。
私はこれを見てフェルメールのファンになったと言っても過言ではなく、とても思い出深い作品になっています。
フェルメールもオランダ出身の画家で、「光の魔術師」と称されるほどの光や空間の
使い方が巧みなことで有名です。
そして『絵画芸術』においても光を巧みに用いて明暗を出しつつ、画家のアトリエを写実的に表現しています。
写真で見る以上に実物は魅力的で、5分くらいその場で惹きつけられてしまいました。
そしてこの美術館にはカフェも併設されています。
ここは、「世界で一番美しいカフェ」と称されており、赤いソファと高い天井が印象的です。
私はカフェに立ち寄ることがあまり多くないですが、せっかくなので昼食をいただくことにしました。
【旧市街散策】
街の中心部は旧市街になっており、街を歩くだけでも楽しめると思います。
そんな旧市街でシンボルのような建物が「聖シュテファン大聖堂」です。
一枚の写真には収まらないほど高い建物だったため、撮影が難しかった覚えがあります。
高さは137メートルあり、ハプスブルク家の墓所にもなっているゴシック様式の大聖堂です。
また、この大聖堂では5.5ユーロ払うことで塔の上に登ることができます。
エレベーターはありますがとても狭いので、混雑している時間帯は待ち時間も長くなると予想されます。
旧市街は昼間に行くのも良いですが、夜も綺麗です。
ヨーロッパの中でも治安は良い方だと思うので、そこまで警戒する必要はないように感じました。
また、教会などで本場のオーケストラを聞くことができる場所もあります。
【ホーフブルク王宮】
最後はホーフブルク王宮です。
ウィーン中心部にあり、ハプスブルク家の歴代皇帝が住んでいました。
ただし、中心部にも関わらず広大な敷地があり、旧王宮や新王宮、オーストリア国立図書館、アルベルティーナ美術館、王宮庭園、乗馬学校などが含まれています。
いろいろなサイトを調べた結果、旧王宮とオーストリア国立図書館が観光客には特に人気であることが分かったので、この2箇所を訪問することにしました。
まず旧王宮は陶磁器の展示が多かったです。
私は陶磁器に関する知識が全くありませんでしたが、シェーンブルン宮殿と同様にチケットを買うと日本語の音声ガイドを借りられるため、かなり詳しく知ることができました。
また、ハプスブルク家の歴史を知ることができる展示もあります。
(普通に旧王宮に入れたように見えますが、実際は入口を間違えてしまい、旧王宮へ行く前に乗馬学校のチケットを買ってしまいました。ホーフブルク王宮の正面口から入って、右側が旧王宮、左側が乗馬学校になっているので、私のように看板をよく見ていない人は間違えるだろうなと思います。)
最初はここが何をする場所か全く把握できませんでした。
ただ、王宮で乗馬の練習を見る機会はあまりないと思うので、貴重な経験だったかもしれません。(チケット代は高かった覚えがありますが、、)
そして最後は、同じホーフブルク王宮内にある、オーストリア国立図書館です。
この図書館は、「世界で一番美しい図書館」と称されています。
日本にある一般的な図書館とは全く異なり、伝統的な建物に本を所蔵しているというイメージだと思います。
「世界一美しい〜」が多いような気もしますが、期待を裏切らない美しさが存在していることは間違いないです。
次回はオーストリアを出国し、鉄道で次の国に向かいます。
欧州周遊10日目 遂にスイスを出国! チューリッヒ空港とオーストリア航空(OS570)のレビュー
欧州周遊の10日目(2019,11/3)です。
今回は遂に1週間滞在したスイスを発ちます。
スイス・チューリッヒからオーストリアの首都・ウィーンへ訪れたので、空港と飛行機に関してレビューします。
【チューリッヒ空港】
スイスの玄関口かつ国内最大の国際空港です。
私がロンドンからスイスに来た時は、
「スイスインターナショナルエアラインズ」という航空会社を使いましたが、
この会社はチューリッヒ空港を拠点にしています。
(チューリッヒ-東京のフライトもあります。)
今回はオーストリアに行くということで、
フラッグキャリアであるオーストリア航空を利用することにしました。
(=基本的なサービスが完備されている航空会社)ですので、
受託手荷物や簡易な機内サービスもあります。
また、スイスはEUに加盟していませんが、
ヨーロッパ域内を自由に移動できるシェンゲン協定には加盟しているため、
国際線といえども比較的容易にチェックインを終えることができました。
【空港ラウンジ】
制限エリア内に入った後、 プライオリティパスで入れるラウンジを探しました。
これまでの旅でも大変お世話になっているカードで、
日本から持って来て良かったものNO.1かもしれません。(笑)
チューリッヒ空港には、
「ASPIRE」ラウンジと「dnata」ラウンジの2つがありました。
(他にも航空会社専用のラウンジはあると思います。)
どちらのラウンジもプライオリティパスで入れます!
ちなみに、
「ASPIRE」はデルタ航空やエールフランス航空、中国国際航空など、
の上級会員やビジネスクラス利用者も入ることができます。
(むしろ、その方々がメインだと思いますが、、)
各国主要の航空会社との共同利用なので、かなり期待できると感じました。
ただ、航空会社のネームバリュー的に「ASPIRE」の方がサービスは良いと思ったので、
今回はこちらを選択しました。
フライトまで3時間ほど時間があったので、ラウンジで昼食をいただくことにしました。
食事の種類は多くないですが、パスタやサラダなど私の好みの味になっており、とても美味しかったことを今でも覚えています。
13時頃でお昼時でしたが、あまり利用者は多くなく、ラウンジ内の雰囲気も非常に良かったです。
(空腹だったことに加え、ビュッフェ形式で食事がだいぶ余っていたので、パスタを3回くらいいただきました。)
飲み物はコーヒーマシーンや炭酸飲料などがあり、充実していました。
食後にカフェラテとスナックをいただきました。
その後はオーストリアの観光地や交通手段などを調べて、フライトの準備をしていました。
【オーストリア航空】
ラウンジでゆっくり寛げたので、出発ゲートに向かいました。
今回のオーストリア航空の詳細です。
時間:15時10分→16時30分(1時間20分)
便名:オーストリア航空 OS570
フライト:ZRH(チューリッヒ空港)→VIE(ウィーン国際空港)
機種:A320-200
ヨーロッパ内では短距離線に分類されると思います。
また、チューリッヒとウィーンはどちらも主要都市なので、1日当たりの運行本数も多いです。
使用機材の到着遅れにより、搭乗開始が20分ほど遅れて始まりました。
(周りの空気が少しピリついているような、、)
オーストリア航空で特筆すべき点は、間違いなく機内のBGMだと思います。(笑)
ANAやJALでも搭乗時に音楽が流れていますが、オーストリア航空ではクラシックが流れています。
この機内で流れている、ヨハン・シュトラウス2世の「美しく青きドナウ」という曲がとても心地よく、搭乗した瞬間に「音楽の都」感を味わうことができました。
(心なしか、BGM効果によって遅延に対する周囲の苛立ちも緩和されているようにも感じました。)
また、離陸後は簡単な機内サービスもありました。
いただいたチョコクラッカーがとても美味しかったです。
(今回に限らず、機内で配られるお菓子にハズレがないことを確信しています。)
機内はとても揺れていましたが、ベルト着用サインが全く点灯しなかったのは少しビビりました。(笑)
(それだけ安全性が高いという証左かもしれませんが、、)
そしてウィーン国際空港に到着しました。
【ウィーン空港から市内へ】
空港に着いてから荷物をピックアップし、市内に向かう電車を探しました。
ちなみにウィーン空港は中国語の広告が圧倒的に多く、それだけ多くの中国人が訪れているんだと感じました。
電車を無事に見つけることができ、市内中心部に向かいました。
かなり暗くなっていたことに加え、スイスに比べると若干治安が悪くなっているように感じたので、警戒を強めながら宿泊予定のホステルを探しました。
ここでちょっと面倒なトラブルが立て続けに発生します。
まず1つ目は、到着したホステルは予約していたところの系列店であり、私が予約したところは別の場所にあるということです。
これは完全に私の不注意ですが、重いスーツケースを持ってまた電車で移動するのはかなり億劫でした。
(ただ、スタッフさんが行き方を丁寧に教えてくださったのは助かりました。)
2つ目は、切符のトラブルです。
無人駅の券売機で切符を買うことはできたのですが、それを打刻する機械が故障しており、八方塞がりの状況に陥りました。
(ヨーロッパでは買った切符にスタンパーでパンチを入れて有効化する作業をしないと、キセル乗車として罰金が発生します。)
あまり人がいない駅だったので困惑した状態で佇んでいたら、鼻ピアスをしているワイルド系の青年グループが近づいてきました。
そして英語で話しかけられて事情を説明すると、
「壊れている機械をスマホで撮影して、検札されたらこの画像を見せればいいよ!」
とアドバイスを頂戴しました。
本当にこれでいいのかと思いつつも、すごく親切そうな雰囲気を醸し出していたので、この青年たちの方法を取り入れて乗車することに決めました。
また、人を見た目で判断するのは良くないと痛感しました。
(実際、この状況での最適解が何なのかは未だに分かっていないけれども、、)
車内での検札もなく、今度こそ宿泊予定のホステルに到着しました。
1泊当たり約1400円です。
この欧州周遊でユースホステルには何度も泊まりましたが、正直ここが一番辛かったです。(というより、宿泊した部屋がたまたまハズレだった気がします。)
私は、周囲がどんなに明るくても、うるさくても快眠することができるのですが、
唯一「嗅覚」だけは気になってしまうことをこのホステルで学びました。
(これは3つ目のトラブルとしてカウントしたいし、何なら人生において解決することが難しい点かもしれません。)
次回はウィーンのザ・観光地を巡ります。
欧州周遊9日目 超マイナー国・リヒテンシュタインの魅力とは?
欧州周遊の9日目(2019,11/2)です。
今回はスイスに隣接している、小国のリヒテンシュタインにチューリッヒから日帰りで訪れました。
リヒテンシュタインの基本情報や観光スポットをご紹介します。
【リヒテンシュタインとは】
正式名称はリヒテンシュタイン公国(リヒテンシュタインこうこく)といいます。
通称がリヒテンシュタインで、中央ヨーロッパに位置する立憲君主制国家です。
スイスとオーストリアに囲まれたミニ国家の一つで、国防などは全てスイスに依存しているそうです。
首都はファドゥーツで、今回訪れた場所もここです。(逆に、他に観光で訪れるところがないくらい小さな国です。)
【チューリッヒからのアクセス】
チューリッヒからリヒテンシュタインの首都ファドゥーツ(Vaduz)へ行くには、まずスイス国鉄の特急でリヒテンシュタインに隣接するサルガンス駅(Sargans Bahnhof)へ向かう必要があります。
ICなどの特急で約1時間、料金は事前に購入すると20CHF(日本円で2,400円)くらいで買えます。
(前日に購入しても割引が適用されていました。券売機で買うのはかなり割高です。)
サルガンス駅へ着いたらバスに乗り換える必要があります。
リヒテンシュタインへ行く観光客らしき人が全くいなかったので、少し焦りました。
ザルガンス駅からファドーツ(Vadoz post)までは約30分かかり、料金は約4.4CHFでした。
ファドゥーツ郵便局前(Vadoz post)で降りると国の中心部に行けます。
バスに20分くらい乗っているとライン川を渡ります。
これが国境ですが、出入国・税関検査はありません。
(行きは知らない間にライン川を通り過ぎていたので、帰りはGoogle Mapsを注視しながら写真を撮りました。)
【ファドゥーツに到着】
バスで到着したら、まずはインフォメーションセンター(観光案内所)に行きました。
ここではファドゥーツの地図やパンフレットを貰えたり、リヒテンシュタインのお土産も買うことができます。
そして、自分がここへ立ち寄った最大の理由は、パスポートにリヒテンシュタインの入国スタンプを貰うためです。
先ほど紹介したように、出入国・税関検査はないですが、3ユーロor3スイスフラン払うことで記念のスタンプを貰えます。
【ポストミュージアム】
観光地の1つ目は、ポストミュージアム(切手博物館)です。
リヒテンシュタインは歴史的に切手で有名な国であり、切手が国家収入の1割近くを占めています。
ポストミュージアムには19世紀に使用されていた切手なども展示されており、切手マニアにとってはかなり貴重なものが多くあると思います。
(私は切手に疎いので、価値は全く分かりません。)
入場料は無料で、写真を撮ることも可能です。
あまり広くないので、20分あれば見終えることができると感じます。
併設されているお店でオリジナルの切手を買うこともできます。
【ファドゥーツ城】
そして、リヒテンシュタイン1番の見所はファドゥーツ城でしょう。
この城はリヒテンシュタイン公の官邸として利用されており、内部は一般公開されていません。
ファドゥーツ城には長い歴史があります。
以下はエクスペディアの引用です。
記録によると、12 世紀には、この地に城がすでにあり、1287 年ごろに居住区が建てられたといわれています。1499 年のシュヴァーベン戦争では、スイス軍の放火により、そのほとんどが焼失。城は壊滅的な被害を受け、その後、城は数年かけて少しずつ再建されました。1939 年に皇帝フランツ ヨーゼフ 2 世がこの城に移り住んだときには、完全に改修されていたファドゥーツ城。現在では、厚い城壁に囲まれた宮殿に元首ハンス アダム 2 世が暮らしています。
城へ向かう緩やかな坂を上り続けると、街の喧騒は遠ざかり、木々の枝が触れ合う音へと変わります。歩みを進めると案内板があり、この国の過去と現在の君主制について知ることができます。
建物に近づいていくと、巨大な城壁と小さな古い門が見え、そびえ立つ中央の塔の向こう側には、白い建物が目を引く居住区があります。
城の向かいにある芝生に腰を下ろし、周囲の壮観な景色を楽しむのもおすすめ。南側には、雪をいただくスイス アルプスとオーストリア アルプス、北側には、数キロにわたるライン渓谷。この美しい自然を背景にした城は必見です。
(出典:エクスペディア. 『ファドゥーツ城』)
https://www.expedia.co.jp/Vaduz-Castle-Vaduz.d6117548.Place-To-Visit?pwaLob=wizard-package-pwa
期待通り、立派なお城と壮観な景色を楽しむことができました。
(丘の上まで登る必要があるので若干疲れますが、、)
リヒテンシュタイン・ファドゥーツは充分満喫したので、14時頃チューリッヒへ帰ることにしました。
マイナーな国である一方、自然豊かで治安も良さげだったため、暮らしやすい場所であると感じました。
私は人生の中でもう一度来ることはないと思いますが、ヨーロッパ好きな人は是非一度行ってみてください。
次回はいよいよスイスを出国します。
欧州周遊8日目 日本からも直行便が存在する、スイス・チューリッヒの王道観光地
欧州周遊の8日目(2019,11/1)です。引き続きスイス観光の3都市目であるスイス最大のチューリッヒに滞在しています。
今回は日本からもスイス航空の直行便が飛んでいる、チューリッヒの王道観光スポットをご紹介します。
(スイス国立博物館に関しては前日訪れていますので、↓をご覧ください。)
【リンデンホフの丘】
まず初めに訪れるべき場所は、リンデンホフの丘です。
ここからはチューリッヒの街並みを見渡すことができます。
【フラウミュンスター】
続いては、フラウミュンスターです。
ここはドイツ・ゲルマニアの王ルートヴィヒ2世が853年に女子修道院と共に建立したもので、そこからフラウ(ドイツ語で女性の意)の名で呼ばれているそうです。
ヨーロッパらしい綺麗な造りになっています。
【ベイヤー時計博物館】
正直ここはかなりの穴場スポットだと思います。(笑)
私はスイスといえば時計というイメージを持っており、時計に関わる展示物を見たいと思っていたので立ち寄りました。
このベイヤー時計博物館は街の中心部にあり、1階は正規の時計販売店で地下の小さなスペースで展示を行うという形態を取っていました。
受付を済ませるとタブレットを貸してもらえます。
ここで言語を選択し、各展示物の詳細な情報をタブレットを通じて学ぶことができます。
受付をしてくれた60歳くらいのおじいさんはとても気さくな人で、出身国などいろいろ聞かれました。
私は博物館が開館してすぐに行ったので、まだ人は全然おらず、おじいさんに展示の細かい説明などをしていただきました。
(とてもありがたかったのだけれども、時計とかヨーロッパの歴史に関わる英単語が難しかった。 )
このおじいさんは他の人にも解説をしていましたが、ドイツ語圏の人にはドイツ語、フランス語圏の人にはフランス語を使っていたように聞こえました。
スイスは、ドイツ語・フランス語・イタリア語が公用語ですが、これらを流暢に使いこなせるのは率直に羨ましいと思ってしまった。(笑)
ちなみにチューリッヒの公用語はドイツ語なので、街全体の言語はドイツ語が基本です。
それに加えて、フランス語やイタリア語、あとは英語も併記されているという感じですね。
【グロースミュンスター】
フラウミュンスターと向かい合うようにリマト川の対岸に立っています。
創建はカール大帝のころと言われ、11~13世紀に建て替えられました。
内部にジャコメッティ作のステンドグラスがあることも知られています。
また、ロマネスク様式の双子の塔は15世紀に建造され、焼失のため18世紀に再建されました。
2本のフラッグがトレードマークになっています。
【チューリッヒ美術館】
最後に紹介するのはチューリッヒ美術館です。
ここはあまり期待していなかったのですが、想像以上に見応えのある作品が多かったです。(芸術の素人がする発言ではないですが)
美術館の建物自体がそもそも美しい造りになっていて驚きました。
建物内はリニューアルされていたのか分からないですが、とても新しく綺麗でした。
作品名は忘れてしまったのですが、こちらの作品は有名らしいです。
写真っぽいですが、おそらく絵画だと思います。
ミーハーだと捉えられるかもしれませんが、私の好きな芸術家はムンクです。(笑)
チューリッヒ美術館にもムンクの作品は数多く展示されていました。
こちらも作品名はメモするのを忘れてしまいました。
ただ、やはりムンクの作品は立体感があるので実物を見ないと良さは伝わりきらないと感じます。
チューリッヒ美術館を開館する際に、ムンクはここへ実際に訪れているみたいですね。
館長が羨ましいです。
それ以外にも様々な展示があり、きっと好きな作品が見つかるはずです。
私は2〜3時間くらい見入ってしまいました。
個人的には絵画と同じくらい、この写真が気に入っています。(笑)
おそらくお母さんと小さな2人の娘だと思うのですが、懸命に絵画を写しています。
ほっこりする光景でした。
(潔癖症の自分にはなかなかできません。)
夜ご飯はスイス名物のチーズフォンデュを食べたいと思っていたので、本日は少し奮発しました。(ちなみに昨日と明日の夜ご飯は、 例のバーガーキングのお得セットですので、、、)
チューリッヒに来ることは当分ないと思ったので、美味しい店を頑張って探しました。
お目当のチーズフォンデュがこちら!
結論から言うと、チーズが濃厚で、トロトロ感もちょうど良く美味しかったです。
しかし、一人で食べるには量が多すぎます。(笑)
味を変化させることもできないため、後半はちょっときついかもしれません。
一生分のチーズフォンデュをここで食べた気がします。
こちら約2,800円でした。
欧州周遊7日目 ベルン〜チューリッヒの鉄道移動・チューリッヒ観光初日
欧州周遊の7日目(2019,10/31)です。スイス観光の3都市目は、スイス最大のチューリッヒです。31日から11月3日まで滞在していました。(ちなみに11月2日はお隣の小国、リヒテンシュタインへ日帰りで行きました。そちらも後日投稿します。)
【ベルン駅】
10時34分の電車に乗る予定だったので、約40分前には駅に着いてました。
ホステルで美味しい朝食を取ってきたので、とても体の調子が良かったです。
(宿泊したホテルやホステルに関しては、どこかのタイミングで記載するかもしれません。)
自分の乗る電車の発車時刻が分かっていれば、あまり悩まないと思います。
ただ、前回もお伝えしたように、急なプラットフォームの変更が発生する可能性も考えられるので、逐一確認することをオススメします。
今回は問題なく乗車できました。
【ベルン〜チューリッヒ間の移動】
ジュネーブからベルンへ行った時同様に、やはり車窓がとても綺麗です。
スマホ等はなるべく控えた方が良いレベルかと。(笑)
車内はこんな感じです。
今回は2階建車両ではなかったので、荷物を積むのが楽でした。
大きな荷物が無ければ、特別感があって2階建車両の方が好きですが、どっちの車両に当たるかは完全に運次第ですね。
1時間半くらいで、スイス最大都市のチューリッヒに到着しました。
【チューリッヒ駅】
ジュネーブ駅やベルン駅も大きかったですが、チューリッヒ駅は人口密度がエグいです。
一大ターミナル駅であることが、ひしひしと伝わってきます。
写真だと伝わりにくいですが、この電光掲示板めっちゃ大きいです。
聞いたことがない地名も多かったので、チューリッヒ駅を起点として様々な場所に訪れることができるんだと思います。
このヨーロッパらしい駅の開放感も良いです。
キャリーケースを引いている人が多いです。
ヨーロッパの駅ではあるあるですが、駅構内に入るための改札はありません。
しかし、特に驚いたのは上記の写真のように、プラットフォームと道路の距離が異常なほど近いことです。
日本ではまず考えられないですね。
もしかしたら地方の無人駅などでは、類似する例があるかもしれません。
【チューリッヒ観光1・スイス国立博物館】
12時くらいにチューリッヒへ到着したので、半日くらい観光することにしました。
私は博物館が好きなので、やはり最初はスイス国立博物館かと。(笑)
チューリッヒ駅から徒歩5分くらいのところにあります。
そこそこ来館者は多かった気がします。
そして、博物館内で印象に残ったことを一部抜粋してお伝えします。
全体的にスイスの歴史や文化を誇らしげに展示していますが、その中でも「我々はEUに加盟せず、経済的に良い状態を維持しているんだ。」という主張が至る所で散見できます。(笑)
確かにスイスは永世中立国であるという側面が国民から支持されているので、他のヨーロッパ諸国と比べると特異な歴史を歩んでいるかもしれません。
特に軍事同盟を結ばないため、国民が武器を所有することが認められています。
私も数年前にこの事実を知った時、スイスって実は危険な国なのではないかと思ったこともありましたが、危険な事案等は全く発生していないそうです。
やはり経済が上手く循環しているので、国民の不満も少ないのではないでしょうか。
また、意外にも男女における微妙な格差が存在するように感じました。
上記で紹介した武器の保有に関しては、男性だけ認められているようです。
また女性参政権が認められたのは1971年で、男性の定年が70歳であるのに対し、女性は65歳になっています。
日本同様に平均寿命が長い国ですから、定年も必然と伸びているのかもしれません。
そして、国民の85%が気候変動に関して真剣に考えているそうです。
(日本では考えられない数値かと。)
スイスのことについて様々な視点から学ぶことができました。
【その後】
博物館見学に3時間ほどかかってしまったので、少し早めの夕食を食べてホステルに行くことにしました。
ベルンにいた時から気づいていましたが、やはりスイスの物価や食費は高い。(笑)
朝食が付いているプランにしておいて良かったです。
海外旅行中は基本1日2食なので、目標として1日の食費を1,500円くらいに収めるよう努力しています。
そんな中での本日の夕食は、、、
バーガーキングに決定しました。
お得セットが店の前で告知されており、このボリュームで10スイスフラン(約1,100円)!!
日本だとめっちゃ高いですが、スイスだとかなり安いと思います。
(今考えると、日本で1,100円あれば美味しいラーメンとかランチが食べられると思いますが、やはり金銭感覚がおかしくなってましたね。)
残りの観光地は明日以降訪れます。
少し早めに寝ました。
欧州周遊6日目part2 スイスの首都ベルンのおすすめ観光スポット!
欧州周遊の6日目(2019,10/30)のpart2です。今回はスイスの首都「ベルン」のおすすめ観光スポットを紹介します。
【ベルンの基本情報】
ベルンはスイス連邦の首都で、人口は国内で4番目に多いです。
首都なので当然ながらスイス連邦議会議事堂もあり、万国郵便連合などの国際機関も置かれています。
そしてジュネーブではフランス語が基本的に使われていましたが、ベルンではほぼ完全にドイツ語です。フランス語は多少勉強していたので何となく汲み取ることができましたが、ベルンでは建物や観光地の名称もドイツ語表記になっていたため発音すらできません。(笑)
鉄道でジュネーブからベルンに移動している間に言語が切り替わる境界線があるのでしょうか。
【世界遺産;旧市街】
ベルンの旧市街は、1983年に世界文化遺産に登録されました。
東西1km、南北300mほどなので、3〜4時間くらいあれば充分観光することができます。
非常に綺麗な中世の町並みが今でもしっかり残されています。
簡単にベルンの歴史をまとめると、ツェーリンゲン家のベルヒトルト5世によって1191年に創設されました。自然の防壁となるアーレ川に囲まれ、その中に城壁、堀、ツィットグロッゲ(時計塔)などが築かれました。
1218年にベルヒトルト5世が死去し、ツェーリンゲン家の断絶後に、ベルンは神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世から自由都市の特権を得ました。1405年の大火事によって町の大半が焼き尽くされましたが、その後より堅固に再建されました。
1848年にスイスの首都になりましたが、特筆すべき点は長い歴史の中で他国の支配下に入ったのはナポレオン軍に征服された一時だけということです。
第一次・第二次世界大戦において、スイスは永世中立国を宣言していることより参戦してませんので、爆撃等の被害にもあっていません。
その結果、重厚な町並みが今日まで残されているのです。
ヨーロッパ周遊の中でもベルンの旧市街はかなり印象に残っているので一見の価値はあると思います。
その中でも私が訪れた観光スポットをまとめてご紹介します。
【時計塔】
ほとんどの観光客が訪れるのが時計塔です。現地語ではツィットグロッゲと呼ばれており、世界文化遺産に登録されているベルン旧市街の目抜き通りである、クラム通りとマルクト通りの境の地点に位置しています。
ベルンのシンボルにもなっており、住民からも愛されている場所のように感じました。
*地球の歩き方の寄稿コーナーに載っていたのですが、表側と裏側は間違えやすいので注意してください。(笑)
【牢獄塔】
名前を聞くと非常に恐ろしそうです。
それもそのはずですが、これは西門として使われていた塔が17世紀半ばに再建されたものであり、それ以降は1897年まで牢獄として使われていたことからこの名で呼ばれているらしいです。
今では町にすっかり溶け込んでしまっているので、その恐ろしさは伝わってきませんが。(笑)
【連邦院】
次はスイスの連邦議会議事堂と政府各省庁のオフィスの入った建物を指す連邦院です。他国と同じように、首都のベルンに置かれています。
スイスは、連邦国家であり連邦議会を最高機関とする議会統治制、いわゆる立法府が行政府を兼ねる統治形態をとっていることから連邦院があります。
(夜はライトアップされてることに加えて、日によってはプロジェクションマッピングもやっているので、訪れる時に公演が合えば是非見てください!)
【ベルナー・ミュンスター】
ベルン大聖堂とも呼ばれ、アーレ川の近くに建つ後期ゴシック様式の大聖堂のことを指します。
1893年に完成し、高さは100mを超えている大尖塔はスイス最大のものであり、塔から街を一望できます。
大通りから一本脇道にそれた場所にあるのですが、私が訪れた時は工事中だったため、フェンスで覆われていました。
教会内部にあるステンドグラスが美しいらしいので、次に行く機会があれば見てみたいです。
【アインシュタインの家】
かの有名なアルベルト・アインシュタインの記念館です。
アインシュタインが1903年から3年間ここに住んでいたそうです。
ベルン旧市街のクラム通りにありアクセスは良いですが、分かりにくい場所にあるので注意して見つけてください。
あと、ある程度アインシュタインに関する事前知識を持って訪れることをオススメします。
相対性理論を軽く聞いたことがあるだけの私にとっては、ちょっと展示内容が難しかったです。
【ベルン歴史博物館】
スイスで最も重要な歴史文化博物館の一つとして認識されています。
ベルンだけでなくスイス全土から集まってきた考古学・民俗学など様々な分野の収蔵品数は50万点を誇り、石器時代から現代に至る世界の歴史に関するコレクションを展示しています。
個人的には、当時の様子を忠実に再現してある展示が目を引きました。
中世ヨーロッパの様子が想像できます。
全体の所要時間は2時間くらいだと思います。私は博物館が好きなので3時間くらい滞在しましたが、予想以上に見応えがありました。
この入り口でインド人のおじさんに写真撮影を依頼されたのを思い出しました。
Canonの高価そうな一眼レフを渡されて、納得がいくまで撮り直しを要求されたけれども。(笑)
併設のアインシュタイン博物館では、物理学者アインシュタインの生涯や業績についての展示が見られます。私はアインシュタインの家に行ったので、こちらはスキップしました。
***番外編***
(写真と一言)
(ベルナープラッツェに関してはめっちゃ美味しかったけど、店名を忘れてしまったので紹介できません...)
(味はお肉を茹でて、塩など薄味で頂きました。しかし、物価が高いスイスらしくお値段も...笑)
次回は、首都ベルンからスイス最大都市であるチューリッヒへの鉄道移動レビューとチューリッヒの観光1日目をお届けします。
欧州周遊6日目part1 🇨🇭スイスの国際都市ジュネーブ〜首都ベルンへの移動
欧州周遊の6日目(2019,10/30)のpart1です。4日目にヨーロッパ2ヶ国目のスイスに到着しており、今回はスイスの国際都市ジュネーブから首都ベルンへの移動レビューです。
(私はバスでジュネーブ駅に来たのですが、英語圏以外でのバスの乗車は本当に嫌いです。この日は車内の機械で切符を購入しようとしたら、周りにいた親切な乗客に「今その機械は壊れてるから使えないよ」と教えてもらいました。他の乗客はバスの定期券のようなものを所持している感じだったので、これ検札されたら無賃乗車で罰金取られる気もします。)
これ以外にもいろいろあり、バスの話でブログ1本分書けるかもしれません。(笑)
けれども、今回は鉄道の移動に焦点を当てます。
【スイスの鉄道システム】
スイスには、「スイス連邦鉄道」が存在し、日本では経営形態を意訳した「スイス国鉄」という呼称がよく用いられています。
このスイス国鉄はスイス全域にネットワークを持ち、国内及び海外へ移動する際には非常に便利な交通手段となります。
またスイス国鉄は、スイスの4公用語で以下のように表記されます。
ドイツ語:SBB - Schweizerische Bundesbahnen
フランス語:CFF - Chemins de Fer Fédéraux Suisses
イタリア語:FFS - Ferrovie Federali Svizzere
(ロマンシュ語:VFS - Viafers federalas svizras は公式には用いられていません。)
そのため駅や車両には、SBB CFF FFS という暗号のような3単語が並んでいます。
【ジュネーブ駅】
今回はスイス西部にあるジュネーブ駅から首都中央北部のベルン駅まで移動しました。
ジュネーブ駅構内はこのように比較的新しく、そして大規模な造りとなっています。
ここだけ見ると、列車の時刻表など空港と類似している点が多々あると感じました。
そして、鉄道の切符は事前に買うと非常に割安で購入することができます。私は約1ヶ月前にオンラインで購入してました。その時は16スイスフラン(日本円で1,800円くらい)でしたが、当日駅で購入すると3倍くらい高くなります。
公式サイトで買った後に、SBBのアプリでチケットを表示することができるようになるので便利です。
今回はチューリッヒ行きの列車で、ベルン駅で途中下車しました。
プラットフォームで早めに待っていたのですが、自分の乗る列車が来る気配はありません。アプリを確認すると約20分遅れになると通知がきていました。
20分遅れるくらいは全然平気です。しかし、この日の問題はプラットフォーム番号も勝手に変更されていたことです。フランス語でアナウンスされていたのかもしれませんが、間一髪のところで自分の乗る列車が既に入線し到着していることに気付きました。
IC1という分かりやすい列車番号で助かりました。(笑)
急いで乗り込みましたが、2等車はオール2階建構造になっており、重い荷物を2階席へ運ぶのは少し大変かもしれません。
【車内と車窓】
私が乗り込んだ列車の車内はこのような感じでした。
座席間隔がとても広く、ゆったりした構造になっています。
食堂車も連結しているようです。今回は1時間30分くらいの所要時間であったため、座席から離れることはありませんでした。
座席は座りごごちがよく、飛行機よりはるかに快適だと思いました。スイス航空がスイス国内線も飛ばしていますが、おそらく国内移動なら鉄道を利用する人が多いような気がします。
話は戻りますが、ジュネーブは比較的小さな街でレマン湖という湖に周辺を囲まれています。
このレマン湖は非常に大きく、中央ヨーロッパにある湖の中で2番目に大きいらしいです。(1番がパッと頭に浮かんできませんが...)
そして、ジュネーブを出発したスイス国鉄も湖に沿って走って行きます。
中心駅から少し走るだけで、とても長閑な景色が一面に広がります。
日本では中々見られない光景なのでテンションが上がり、ずっと車窓を眺めていました。さすがにスマホをずっと見てるのは勿体無い気がします。(笑)
1時間半の移動も飽きることなく、あっという間に時間が過ぎていました。
おそらく「世界の車窓から」で何度か撮影されていたのではないかと思います。
【ベルン駅】
ベルン駅に到着しました。降りる人もけっこう多かったです。
ベルン駅はプラットフォームのすぐ上に歩行者用の通路があるという構造でした。
以前ドイツのベルリン中央駅を利用した時もこのような造りになっていたので、ドイツ語圏では多い構造なのかもしれません。
線路の幅も日本の新幹線と同じ標準軌サイズなので、やはり迫力があります。
1時間半の移動を終えて、これから駅を出るためにエスカレーターに乗っているところです。ジュネーブよりもベルンの方が少し落ち着いているようにも感じました。
いよいよスイスの首都であり、町全体が世界遺産に登録されているベルン観光が始まります。